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【ドゥテルテ政権の大型インフラ整備計画】日本政府がドゥテルテ政権の下で進めるメトロセブ整備計画の現状について

 

【Build Build Build】

現在、ドゥテルテ政権では「Build Build Build(ビルド・ビルド・ビルド)」と呼ばれる大型のインフラ整備計画が進められています。

2017年から2022年までの6年間で約8兆ペソ(約16兆8000億円)を投じて、首都圏の交通網や空港等の整備を行うというものです。

今年は計画から3年目と言うこともあり、セブのニュース(Cebu Flash Report)等でも「Build Build Build」に関するニュースを良く見かけるようになりました。

これによるとマニラ近郊のクラークと呼ばれる米軍基地の跡地に巨大な近未来都市が出来つつあることや、その間を結ぶハイウェイ、鉄道等も報道されていたかと思います。(実は最近こういうニュースがFBで見れるのを教えていただきました。)

個人的には、移住の候補地であるセブやダバオのインフラ整備の方が気になるので、今回はセブのインフラ整備状況に的を絞り進めさせていただきます。

 

 【フィリピンへの国別直接投資額ランキング】

まず初めに、フィリピンへの直接投資額について調べてみました。

日本からフィリピンへの直接投資額は、2016年度が4位、2017年度が1位、2018年度が3位と常に上位を占めています。

 

フィリピンへの国別直接投資額(百万ペソ)

国       2017    2018

中国       2,334  50,693 

シンガポール  10,156  21,181

日本      31,990  19,728    

バージン諸島   2,075  16,166

マレーシア      473  14,654

米国       8,741  12,859 

台湾      10,834   4,201

オランダ     9,637   4,053

英国       4,984   3,811

フランス        99   2,561

オーストリア   3,957   2,141

韓国       3,371   1,885

香港       1,631   1,780

ドイツ      1,386     541

その他     14,078  22,713

合計     105,746 178,967

出典)

2018年の直接投資認可額は中国が首位、インフラ投資が牽引 | ビジネス短信 - ジェトロ

 

【ドゥテルテ大統領の手腕が試される】

ドゥテルテ政権の進める「ビルド・ビルド・ビルド」は、繰り返しになりますが6年で8兆ペソ、1年にすると約1兆3000億ペソです。

フィリピンの2019年度の国家予算は約3兆4000億ぺソですので、30~40%に相当する額がインフラ整備に使われていることになります。とても大きな金額です。

ドゥテルテ政権が考えている財源は、増税と他国からの資金援助です。

増税は2018年度に実施されているのではないかと思いますが、その時にフィリピンに住んでいれば分かると思いますが、どのように感じたのか、生活への影響がどれくらいだったのか気になるところです。

この巨大プロジェクトを今後も実施していくためには、今後も更に増税していくことが必要になると考えられます。他国からの資金援助にも限度があります、実際に現地で生活している方はどう考えているのか、国民が納得する方法を模索していく必要があるかと思います。

ドゥテルテ大統領の政策を観ていると田中角栄の日本列島改造論を思い出します。果たして高度経済成長の始まりに繋がるのかどうなのか、ドゥテルテ大統領の手腕が問われていると思います。

問題も多いがやることはやる!日本を経済大国へと押し上げた立役者です! 

 

因みにドゥテルテ大統領の政策を「ドゥテルテノミクス」と呼ぶそうですが、どこかで聞いたような言葉だと思いませんか。日本人にとっては先行きがいかにも想像できそうな言葉に思えてならないのですが、どうせならフィリピン改造論とかにした方が良いのではないかと思いましたが、どうでしょうか?

他国からの資金援助としては、2018年度は中国からの投資額が急増しているのが解るかと思います。これは、2018年11月に行われたドゥテルテ大統領と習近平国家主席との会談により交わされた覚書と迅速な投資です。第4四半期だけで中国からの投資額が480億ペソにもなったそうです。

これまで両国は、以前の投稿にも記載しましたが、南沙諸島の領有権や石油の採掘等多くの問題を抱えており、ドゥテルテ大統領がそれらの問題と引き換えに中国から巨額の援助を引き出したとも言われています。ドゥテルテ大統領は、その後の協議にて再度、領有権問題等をテーブルに載せたようなので、実際にはどう考えているのか良く解りません。

 

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また、中国以外にもシンガポールやマレーシア等のアジア諸国からの投資も急増しています。私には何を目的にしたものなのか解りませんが、これまで長きに渡り投資を続けてきた日本が最後に来て他所の国にいいとこだけ持っていかれないように注意する必要があると思います。

ここでは、「ビルド・ビルド・ビルド」を受けて、日本が進めている、特にセブ周辺で勧めている整備計画について調べてみましたので紹介させていただきます。

 

【日本が進めるセブのビルド・ビルド・ビルド】

 日本の総理大臣は、2017年1月にフィリピンを訪問した際に、ドゥテルテ政権の取組み「フィリピン開発計画2017-2022」を積極的に支援していくこと。そして今後5年間で1兆円規模の官民による貢献策を着実に実施することを既に表明しております。

その時の主な協力分野としては、「マニラ首都圏及び地方部におけるインフラ開発」を第一に上げ、日本政府としては、ドゥテルテ政権が掲げる「ビルド・ビルド・ビルド」 の下で進められるインフラ整備に対して、積極的に支援するという内容が記載されていました。

それでは日本が「ビルド・ビルド・ビルド」の下で進める計画とは、どのようなものなのか、2018年11月にJICAにて作成された資料を見付けましたので、以下にイメージだけですが添付させていただきます。

 

f:id:mabuhayhappily:20190729013104j:plain
f:id:mabuhayhappily:20190729013126j:plain

出典)

http://web-cache.stream.ne.jp/www11/nikkeibpw/adweb/3_2Panel2_Mr_Azukizawa.pdf

 

日本におけるメトロセブ地域の計画に関するこれまでの流れは次のようになります。

2015年6月「メトロセブ持続可能な都市環境構築のためのロードマップ策定支援調査」報告書作成。

この中で2050年まで見据えたメトロセブの都市構造プランを作成し、その上で、早期に実施すべきプロジェクトとして以下の提案しております。

出典)

http://open_jicareport.jica.go.jp/pdf/12235503.pdf

 

①マクタン・マンダウエ道路・鉄道併用橋

  ⇨ 最も北側の橋(黄色)

②AGT-CMLライン

  ⇨ 鉄道の計画

③マナンガⅡダム

  ⇨ 水力発電

④セプテイジ処理施設整備とネットワーク化

  ⇨ 汚水処理

 

この計画では第1マクタン橋、第2マクタン橋の渋滞緩和を主な目的にして、新マクタン橋を北側に早期に作る計画をしていました。

2017年1月に総理大臣がドゥテルテ大統領と会談した時には、この新マクタン橋をイメージして説明していたものと思われます。

しかし、2018年11月のJICAの説明資料では、第3マクタン橋と称する橋が南側に追記されています。

実はこの橋、JICAとは別に香港系の企業が計画していたようで、JICAの提案する新マクタン橋に先駆けて、2018年6月くらいから施工に着手、今現在20数%の進捗になっているみたいです。

日本の計画では、セブとマクタンを結ぶ3本目の橋はJICAで計画する新マクタン橋になるはずでしたが、現在、香港系企業にいいとこ取り、鳶に油毛さらわれた感じになっています。

当然、日本企業が長年計画してきたメトロセブの計画には存在しない橋です。

ドゥテルテ大統領は、そしてセブ市長は、このことをどのように考えているのか?

その橋を施工している香港系企業には、JICAが計画してきたような全体計画があって、その上で施工されているのか、行き当たりばったりの工事でないことを願います。

当然、日本が提案する早期に実施すべき4項目(①~④)、そして、メトロセブ全体の整備計画にも関わってきますので、今後どのように進めていくのか注目して行きたいと思います。

 

【最後に一言】

最後に余談になりますが、現在の第1及び第2マクタン橋は、いずれも日本で設計から施工まで全て行ったものです。

日本の方が苦労して作った橋もフィリピンの方には何故か知られていません。これは悲しいことです、素晴らしい建築物には作者の名前がずっと付いて回るのに、土木構造物の場合にはそれがどんなに優れたものであっても設計者、施工者だけでなく施工した国の名前さえ忘れ去られていく現実、建築物と土木構造物、違いはないかと思いますが、どうでしょうか?

第2マクタン橋には名前が記載されています、注意して見ていると解りますので探してみてください。

 

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今回は、ここで終わりになります。ありがとうございました。 

Thank you so much. See you next time. Good luck.

 

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